
自然界に存在する水や緑からはマイナスイオンが出ていて、豊かな自然に囲まれて生活するとストレスが溜まりにくくて穏やかな日常を過ごせます。
昨今は都会から田舎へ移住する人が増えていて、移住者を誘致する目的で補助金や助成金を用意する自治体もあります。
自然と暮らすための家には様々な魅力がありますが、デメリットや注意点もあるのでしっかり理解しておきましょう。
田舎は人口の減少で空き家が多く、移住する人の多くが新築ではなく古民家などの中古住宅に住んでいます。
家賃や中古戸建て住宅の販売価格は安いですが、ランニングコストが高いので注意してください。
古民家の維持費は新築よりも高くなりやすく、台風などで損害が出やすいです。
火災保険料が割高で、外壁の断熱性能が低いため冷暖房代も高くなります。
田舎と呼ばれる郊外は都市部より水道代やガス代が高い傾向があり、害虫対策にもお金がかかります。
昨今はDIYでリフォームする人が増えていて、YouTubeなどネットの情報を参考に漆喰など機能性が高いプチリフォームをDIYする人が多いです。
計画を立てて積極的にDIYなどをする行動力があれば、家賃が高い都市部よりも大幅に生活コストを下げられます。
自然に囲まれた田舎暮らしは四季折々の風景や新鮮な空気を楽しむことができ、強固な近所のコミュニティで人の温かさを感じられるなど様々なメリットがあります。
現地での就農などを支援している自治体が多いほか、昨今はリモートワークで都会と同じ仕事を続けながら田舎暮らしを始める人が増えています。
スローライフを楽しめるなど様々な魅力がある田舎暮らしですが、馴染めない人や想定外の問題によって後悔する人も多いです。
後悔する人に多い意見が利便性の悪さです。商業施設や娯楽施設が少ないほか、交通インフラも都会に比べて大きく劣っています。
大きな医療機関が近所にないことも多く、ちょっとしたことで長時間の車移動を強いられることが珍しくありません。
買い物や通院など些細なことでも時間がかかり、スローライフではなく時間に追われる日々になってしまうケースもあります。
仕事は現地ならではの第一次産業やリモートなど様々な働き方がありますが、転職の選択肢が少ないのも大きなデメリットです。
農業に挑戦してみたけど合わなかった場合や、リモートワークの仕事を継続できなくなった場合、新しい仕事を探すのに苦労します。
メリットでもある近所付き合いなどのコミュニティが負担に感じてしまう人も多く、移住者同士で人間関係がうまくいかない事例も多いです。
不安がある方は田舎暮らしの体験ツアーに参加するなど、いきなり移住するのではなく時間をかけながら慎重に検討してください。
地域によっては人口減少を食い止める対策として、自治体が移住を促進する様々な支援をしています。
よくある事例をご覧ください。
用意している支援制度は自治体によって様々で、人気が高くて募集するとすぐに予算上限に達してしまうものもあります。
自然に囲まれた田舎で暮らす場合は、利便性、住宅事情、その地域ならではのデメリットなどを情報収集することが大切です。
自治体の支援情報なども参考にして、幅広い地域を比較検討するとよいでしょう。